コンサート・イベント情報

12/3(土) 相曽賢一郎ヴァイオリン・リサイタル レポート

場所:高崎シューベルトサロン
日付:2011年12月04日(日)

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12/04  相曽賢一郎ヴァイオリン・リサイタル レポート

12月4日午後4時より、相曽賢一朗さんのヴァイオリン・リサイタルが開催されました。
相曽さんはイギリス在住で国際的に活躍しているヴァイオリニストで、毎年恒例のコンサートとなっています。
今年は、スコットランド人ピアニスト、アリスター・ピートソンさんとのコンビでの来演で、充実した完成度の高い演奏が展開されました。

今回の全国各地で行われたリサイタルツアーの中で、その日程の最後が当社シューベルトサロンでのリサイタルとなりました。

曲目は、前半がベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第6番と、シューマンのヴァイオリンソナタ第2番と、2つの大曲が演奏され、休憩をはさんで後半は、クライスラーの“ラ・ジターナ”、ラヴェルの“亡き王女のためのパヴァーヌ”、サラサーテの“アンダルシアのロマンス”そして“ツィゴイネルワイゼン”と、ロマンティックな名曲・小品が演奏されました。

相曽さんのヴァイオリンとビートソンさんのピアノによりコンビは全く素晴らしく、お二人の息がぴったりなだけでなく、いずれの作品も驚くべき完成度を示し、世界の檜舞台で活躍する演奏家としての実力と貫録を示すものであり、当日来場された多くのお客様が、真の音楽家としての姿と、その素晴らしい至芸に酔いしれました。
そして、盛大な拍手に応えて、アンコールにはシューマンの名曲「トロイメライ」が演奏され、情緒的な雰囲気の中、一場の夢のようなリサイタルが締めくくられました。

相曽さんは、東京藝術大学を経て1992年文化庁芸術家在外研修員として英国王立音楽院へ留学し、ロン・ティボー国際コンクール、日本国際音楽コンクール入賞し、BBC交響楽団など世界的に活躍しています。また、アリスター・ビートソンさんはソロと室内楽の分野で高い評価を受け、ロンドンの名門ウィグモア・ホールでのリサイタルや、ヨーロッパ各地のオーケストラとの共演等、多彩な活躍を行っています。

お二人のコメントをご紹介致します。
“いつも素晴らしい空間をありがとうございます。” 相曽賢一郎さん

“All my thanks for the beautiful piano and your warm hospitaling!
(貴社の美しいピアノ、そして温かいおもてなしに、心よりお礼申し上げます) ” アリスター・ビートソンさん

相曽さん、ビートソンさん、またのお越しを心待ちにしております!