日時：２０１６年１月１１日（月・祝） 会場：高崎シューベルトサロン
２０１６ニューイヤーコンサート “エフゲニー・ザラフィアンツ ピアノリサイタル” レポート
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2016年幕開けのニューイヤーコンサートとしまして、日本在住のロシア人ピアニストとして広く知られる、エフゲニー・ザラフィアンツ氏をお招きしてのピアノリサイタルを開催致しました。
因みに、氏は群馬での初登場となりました。使用ピアノも、特別なピアノを用意し、1906年製のハンブルク・スタインウェイD-274フルコンサートグランドピアノのお披露目となりました。
世界でも残存数の少ないこの特別なピアノは、現在では枯渇したブラジリアン・ローズウッドを贅沢に使用して細部に彫刻が施されており、奇跡的にほぼオリジナルの状態で保存されていました。弊社で昨年このピアノの修復を行い、極めて高いクオリティの仕上がりとなりました。
その音色は、味わい深く、現代のスタインウェイは無い独特の輝きを持つピアノであり、ザラフィアンツ氏は、得意のシューマンとショパンのプログラムで息の長いフレーズによる思索深い演奏で、その醍醐味を引き出しました。
当日満員となったお客様も熱心に耳を傾け、大喝采となりました。