演奏者:マキシミリアン・フリーダー
場所:高崎シューベルトサロン(ピアノプラザ群馬内)
日付:2011年1月16日(日)
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新年の雲一つない、うららかな日曜日の午後4時、和やかな雰囲気の中でピアノリサイタルは始りました。
今回のピアニスト、マキシミリアン・フリーダーさんは、遥々音楽の都ウィーンからやってきた、表情にまだあどけなさを残す1989年生まれの好青年です。
スラッとした長身の彼は、実に親しみのこもった笑顔で話す姿が印象的でした。
彼の演奏は、常に若者らしく瑞々しい感性に溢れていて、最初のハイドンのソナタから清々しい印象を受けました。バッハ=ブゾーニ編のシャコンヌ以降、大曲の演奏が続きましたが、どんなに情熱的に演奏しても清々しさを失わないところは美徳と言えるでしょう。
彼の話では、親御さんがあのウィーンフィルの楽員で、現在、ウィーン国立音楽大学の現役の学生さんなのだそうです。
彼の今後の活躍を応援しましょう!!