演奏者: イリーナ・メジューエワ
場所: 高崎シューベルトサロン(ピアノプラザ群馬内)
日付: 2008年6月8日(日)
今回のコンサートは特別なピアノを使ってのコンサート。
このピアノ、『スタインウェイ&サンズ モデルA(1878年製)』で、
現代のピアノ に通じる方式で作られ始めた年に作成されたものなんです!!
ん~今のピアノと昔のピアノ・・・どう違うのでしょうか??
弊社技術部長にチョッ ト聞いてみました。
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M・・・どう違うのですか??簡単にお願いします(笑)
技術部長・・・現在のスタインウェイピアノのリム(側板)は、15枚から18枚の無垢の堅木の板を、木目を水平にそろえて張り合わせ、1工程で成形されます。
この製造法によって、リムの永続性、耐久性、堅牢さを保っています。
しかし、当時のピアノは真っ直ぐな板を3枚張り合わせて作ってあり、チェンバロと同じように角ばったケースのピアノでした。
接合面の耐久度やリムの永続性が弱く堅牢ではなかったのです。
スタインウェイ社はこの技術で特許を取り、それまでのピアノを飛躍的に堅牢で耐久性の長いピアノに改良したのです。
M・・・なぁ~るほど!!
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さてさて、コンサートです。
当日は『満員御礼』、予定以上のお客様が見えられ急遽席を増設しなければならない ほどの盛況ぶり!
曲目はベートーヴェンソナタの「月光」・「悲愴」・「テンペス ト」・「ワルトシュタイン」!
メジューエワさんは、ホント見た目も美しいのです が、弾いてる手がまた綺麗!
そして打鍵力の強さには圧倒されます。
見ていて惹かれる演奏って中々ないですよね。
是非興味を持った方、次回9月の演奏会でお待ちしております。
お腹も心も満腹~♪なプログラム&演奏でした☆